アブダビ空港では空港の車いすに乗り換えます。 自分で漕ぐことができないタイプの車いすなので、空港の係の方に押してもらうしか移動することができません。 トイレに行きたくても連れて行ってもらわなくてはならず、結構不自由な状態です。
車いす利用者専用の待機場所が設けてあり、搭乗時間になったら迎えに来てくれる流れです。 ただ、エアチケットを持っていかれてしまうので、それに慣れていないと一気に不安になるので要注意です。 ちゃんと時間管理されていて、時間通りに迎えに来てくれるので、おぉ(⊙ˍ⊙)と地味に驚きます。
謎の少年と出会ったのは、その待機場所でのこと。待機時間はおよそ2時間です。
ベンチに座っていたら、遠くから視線を感じる。。。10歳ぐらいの少年がこっちをジィー(ㆆ_ㆆ)と見ています。近くに大人の姿はない。
気にせず視線をそらして、また見てみるとちょっと近づいてる。。。また見ると近づいてる。ちょっとした「だるまさんが転んだ」です。で、少年が話しかけてきた。
(●’◡’●)「どこから来たの?」
( ̄▽ ̄)「日本だよ」
(●’◡’●)「赤城山知ってる?」「フジヤマ知ってる?」「トワイライトエクスプレス知ってる?」
( ̄▽ ̄)「よく知ってるねー」
そんなやり取りが続き、「この子は日本が好きなんだなぁ( ̄o ̄) 」と思っていたら、突然質問が変わり
(●’◡’●)「1945年はあなたの祖父は何をしていましたか?」
(⊙_⊙;)「へ?」
(●’◡’●)「あなたの祖父は戦争に行きましたか?」「戦争でどんなことが起きましたか?」「日本は原爆落とされて恨んでますか?」「あなたの知っている第二次世界大戦のことをすべて教えてください。さぁ!! さぁ!! さぁ!!」
(っ °Д °;)っ さすがにそこまでの戦争の知識はない無いって。。。
どうやらその子は第2次世界大戦を研究している子らしくて、2時間まるごと質問攻撃に晒されました。防戦一方のワタクシにとっては、とっても長い2時間でした。
この子は、私をさんざん詰めた後、搭乗時間が来たらしく係員に連れて行かれました。
(⊙_⊙;)本当に一人だったんだ。。。